ジョンとヨーコのイマジン日記

キョウとアンナのラヴラブダイアイリー改め、ジョンとヨーコのイマジン日記です。

シディバラニ・ヤス(4人用トリックテイキングゲーム)

Rules of Card Games: Sidi Barrani Jass を参考にシディバラニ・ヤスというゲームを紹介します。

バイスクル ブラックブルー

バイスクル ブラックブルー

  • 発売日: 2018/11/09
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

準備

使用するカード:ふつうの52枚のトランプから2〜5をのぞいた36枚
プレイヤー:4人。向かい合った二人がパートナーになります。
カードの強さと得点:切り札とそれ以外で強さが変わります。

切り札では強い方から順に、
J(20点)、9(14点)、A(11点)、K(4点)、Q(3点)、10(10点)、8(0点)、7(0点)、6(0点)
それ以外では強い方から順に、
A(11点)、K(4点)、Q(3点)、J(20点)、10(10点)、9(0点)、8(0点)、7(0点)、6(0点)
です。

最後のトリックを取った人には追加で5点入ります。すべて合計すると157点です。

あるチームがすべてのトリックをとった場合、100点のボーナスを獲得し、合計257点になります。

プレイは反時計回りに進みます。

メルドとマリッジ

手札に下記の組み合わせのカードがある場合、最初のトリックでプレーするときに宣言して得点することができます。
ただし、同じカードを複数のメルドで同時に使用することはできません。
また、メルドは最も強いものを持っていた人だけが得点できます。

  • Jのフォーカード(200点)
  • A、K、Q、10のいずれかのフォーカード(200点)
  • 5枚以上のカードのシーケンス(100点)
  • 4枚のシーケンス(50点)
  • 3枚のシーケンス(20点)

「シーケンス」とは、同じスートの連番を意味し、スートが切り札である場合でも、常に普通の順序(A、K、Q、J、10、9、8、7、6)が適用されます。

メルドの強さは得点の高い順です。同じ得点だった場合の強さは、A、K、Q、J、10、9、8、7、6の順です。

切り札ありの場合、トランプのKとQを手に持っているプレイヤーは、マリッジで20ポイントを獲得できます。
トリックでプレイされたか、メルドの中で使われたかして、両方のカードがすべてのプレイヤーに見られた後に宣言することができます。

ビッド

カードを配り終わったら、ビッドがあります。

プレーヤーは、ディーラーの右隣の人から順番にはパスまたはビッドする必要があります。

ビッドはナンバーデノミネーションの2段階からなります。

  • ナンバーはチームで合わせて宣言した数以上のポイントを獲得するぞという宣言です。メルドとマリッジで獲得したポイントは勘定にいれません。ビッド可能な数字は40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、157、257です。ビッドする場合は直前のビッドより大きい数を言わなければなりません。
  • デノミネーションは切り札スートを一つえらぶか、ノートランプ(切り札なし)を選びます。ノートランプにはオベナベ(obenabe)とアンデヌフェ(undenufe)の2種類があります。オベナベではカードの強さがそのままです。アンデヌフェではカードの強さが逆転し、6が一番強く、Aが最弱になります。カードのポイントはそのままです。

誰かがビッドして以降はダブルの宣言をすることができます。

ビッドは

  • だれかがビッドしたあと3人ともパスする
  • ダブルが宣言される
  • 257がビッドされる
  • 全員がパスする

のいずれかを満たすまでぐるぐる続けます。

全員がパスした場合、カードを配り直します。

プレイ

最後にビッドした人がデクレアラーと呼ばれます。

デクレアラーは好きなカードをリードできます。

プレーヤーは可能な限りリードされたスートをフォローしなければいけませんが、例外があります。

切り札がリードされて、切り札のJしか持っていないとき、好きなカードを出せます。

また、切り札以外のリードでだれかが切り札を出したとき、それより弱い切り札を出すことはできませんが、切り札しか持っていないときは例外です。

トリックの勝者が次のトリックをリードします。

全員がカードを出し切ったら終わりです。

スコア

トリック、メルド、マリッジの合計点を、各チームが獲得します。

さらにビッドが成功した場合、ビッドの数字を加点します。

ビッドが失敗した場合、ビッドの数字は相手チームの得点になります。

ダブルの宣言があった場合、ビッドの数字による得点が2倍になります。

例:プレーヤーを東、西、南、北、の4人とします。最終ビッドが南で120のアンデヌフェで、西がダブルを宣言したとします。南は4枚のカードのシーケンスで50点獲得したとします。 その後、南と北のチームがトリックで113ポイントを獲得しました。結果、ビッドは失敗し、南と北のチームのスコアは163ポイント(113 + 50)、西と東のチームのスコアは284ポイント(2×120 + 44)です。

各チームのスコアの累積を記録して。2000ポイント以上に達すると、スコアの高いチームが勝者になります。