バウンサー(BOUNCERS)というトランプゲームを紹介します。
デヴィッド・パーレット氏の創作ゲームで、ハーツ(http://abrahamcow.hatenablog.com/entry/2015/01/08/014215)のバリエーションの一つと見ることもできます。
Bouncers: an original card game
人数
3人。
用意するもの
普通のトランプ(ジョーカー除く)1セット。得点記録用の紙。
カードの強さ
強い方から順に、
A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2。
配り方
普通のトランプ52枚からハートを除いた39枚のカードを全員に配ります。手札は13枚になります。残ったハートの札はシャッフルして山札として積んでおきます。
ゲームの目的
ハートをなるべくとらないようにすること。ただしハートの絵札(J、Q、K)はバウンサーと呼ばれ、特別な役割があります。
プレイ
まず山札の一番上をひっくり返して表向きにします。
左回りにカードを出していきます。最初に出されたカードと同じマークの手札が手元にあれば、必ず出さなければいけません。なければどのマークを出しても構いません。3人がカードを一枚ずつ出す一巡のことをトリックと呼びます。1トリック終わったらマークと関係なく強い札を出した人がそのトリックの勝者となり、表にしたハートを引き受けます。強さが同じ場合は後から出した方の勝ちです。そうして、また山札を一枚めくって表にし、今度はトリックに勝った人から、順に各人一枚ずつカードを出していきます。これを手札がなくなるまで繰り返します。
得点
Aは11点、数字の札は数字通りの点がマイナスになります。
ただしハートの絵札(バウンサー)を持っていた場合、マイナス点のカードを帳消しにできます。帳消しにできるのはバウンサー1枚につき一枚のみです。バウンサーを使い切れなかった場合、25ポイントのマイナスになります。
例)
獲得したのがハートの5と8 → -13点
獲得したのがハートの5と8とK → -5点(バウンサーで8を帳消し)
獲得したのがKとQとJのみ → -75点
勝敗
だれかがマイナス100ポイントに達したら終了(このへんの条件は適当に調整してください)。
一番マイナス点が少ない人の勝ち。
オプションルール
ハートを伏せておくのではなく、最初から全部オープンにしてプレイしてもよいでしょう。より頭を使う感じになります。